
料理が格段に美味しくなって、しかも時短もできる便利なお鍋、それが圧力鍋です。
圧力鍋の魅力を知ってしまったら、もう手放せません!
私が圧力鍋を使って作る料理のレパートリーは、あまり多くはないんです。
でも「この料理だけは圧力鍋じゃないと!」と思う料理がいくつかあります。
中でもカレーはどんなに手間ひまかけて作っても、圧力鍋を使わないと決してわが家の味にはならないんですよね~。
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だからもし圧力鍋が使えなくなったら、とっても困っちゃいます。
ところで、みなさんは今持っている圧力鍋、何年使っていますか?
「お嫁入り道具として購入した圧力鍋を今も使っています。」という方なら10年、いや20年以上?
私はかれこれ10年使っているんですが、最近調理中に水漏れするようになってきました。
それに家族の人数に変化があったので、今の圧力鍋で作ると出来上がりの量が多すぎて、何日も同じメニューが続くなんてこともよくあります。
そろそろ買い替えたほうがいいのかな?
でも圧力鍋って高価なものだから、まだ使えるのに買い換えるのもちょっとためらっちゃう・・・。
そこで圧力鍋の寿命や、買い換えるならベストなタイミングはどんな時なのかを考えてみたいと思います。
圧力鍋に寿命はあるの?
諸行無常、形あるものはいつか壊れると昔の人も言っています。
本体やフタが分厚くて比較的丈夫な圧力鍋ですが、やはりいつか壊れる時はやって来ます。
ただ使用頻度や扱い方、メンテナンスなどによって寿命を長くすることはできます。
40年以上使い続けているユーザーさんもいるようですよ (≧∇≦)/オミゴト!
圧力鍋のトラブル
これらは圧力鍋を使い続けているとよく見られる現象なのですが、心当たりはありませんか?
料理はちゃんと美味しく出来ているから問題ないと思っているかもしれませんね。(はい、それは私です!)
今はまだ大丈夫でも、これは明らかに圧力鍋のトラブルのシグナルです。
いずれ圧力がかからなくなり、上手に調理できなくなるかもしれません。
早めにトラブルの原因を見つけましょう!
取扱い上のミスはないかチェック!
まずは初歩的なミスをしていないかをチェックしましょう。
長年使っているから、そんなことありえなーい!なんて言わずにきちんと見てみましょうね。
フタがずれていないか
圧力が少しでもかかった状態でフタを開閉するのは危険です。必ず減圧してからチェックしてください。
パッキンがずれていないか
使用前にパッキンの装着状態(凹凸が指定位置に合っているか、しっかりはまっているか)を確認しましょう。(←コレ意外と見落としがちです)
古いタイプの圧力鍋にはパッキンの裏表が決まっているものもあるので、取扱説明書をご確認ください。
蒸気の吹き出し口に物が詰まっていないか
まれにですが、調理している具材が何かの拍子で蒸気吹き出し口に詰まる事があります。
減圧後に確認しましょう。
またカレーやシチューのルウなど粘度のあるものを入れて加圧すると、吹き出し口が詰まる原因になるのでやめましょう。
圧力が減圧になっていないか
圧力を低圧・高圧で切替えるための、レバーやツマミが減圧のままになっていませんか?
こんなミスはほとんど無いとは思いますが、うっかり!なんてこともあるので確認しましょう。
部品の劣化がないかチェック!
取り扱い方に問題がない場合、次に考えられるのは部品の劣化です。
圧力鍋のパッキンはゴム製なので、あまり使っていない状態でも経年劣化してしまいます。
下記のような変化がないか、1年に1回チェックすることをおすすめします。
面倒くさいような気もしますが、圧力鍋を長く使い続けるためには大事な一手間ですね。
変色している
弾力がない
固くなった
曲げるとヒビがある
などの状態がある場合はパッキンの交換をしましょう。
他にも取っ手のグラつきやひび割れが原因で、蒸気が漏れたり圧力がかからないことがあります。
取っ手のグラつきはネジを締めれば直ることが多いので、チェックしてみてくださいね。。
部品交換とアフターサービス
取っ手のひび割れや欠け、パッキンの不具合など、部品に問題がある場合は部品の交換が必要になります。
しかし使っていた圧力鍋が購入してから随分経っている場合、必要な部品が手に入らない・・・なんてことも。
まずは部品の取り寄せができるか、メーカーに聞いてみましょう。
一部メーカーのパッキンや取っ手などの部品はネット通販で購入できます。
ネット通販で購入可能な部品一覧
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商品の型番やサイズをしっかり確認して購入するようにしてください。
メーカーによって、保証対象の期間や条件はいろいろ違います。
もしも長期保証の期間内なら、「壊れたかな?」と思っても修繕してもらえます。(使用状況等によってはできない場合もあります。)
どのくらいの期間アフターサービスをしてもらえるのか、一度確認してみてくださいね。
10年以上の長期保証がある圧力鍋
トラブルの原因がわからない場合も、まずはメーカーに問合せてみましょう。
圧力鍋のフタを分解して原因を解明するようなことは、事故やケガにつながるので絶対にしないでください!
ライフスタイルに合わせた圧力鍋の買い替え
圧力鍋はまだまだ使える状態だけど、買い替えを考えないといけない場合もあります。
それは引越しやマイホームを建てることによって、キッチンコンロがガスからIHに変わった場合です。
今まで使っていた圧力鍋がIHに対応していれば問題はありませんが、対応していないなら買い換えないと圧力鍋は使えません。
家族が増えたから、新婚当時に買った圧力鍋では小さすぎる・・・
子どもが独立して家を出たから、今の圧力鍋では大きすぎる・・・
など家族構成に変化があった場合も、圧力鍋を買い替えるタイミングかもしれませんね。
他にも、歳とともに圧力鍋が重くなって扱いづらい
火の消し忘れが心配なので、火を使わない圧力鍋に買い替えたい
こんな場合は安全面も考慮して、最近増えてきた電気式の圧力鍋に買い替えるのもアリだと思います。
まとめ
取扱いが面倒くさそう・・・と敬遠されがちな圧力鍋ですが、使ってみるととっても便利な調理アイテムです。
ただ鍋としてはちょっと高価なものなので、すぐに買い換えるというわけにもいきません。
できるだけ長く愛用するためには、正しい取扱い方はもちろんのこと、定期的なメンテナンスもしてあげてください。
そうすれば10年、20年・・・・あなたの相棒として働き続けてくれるでしょう。